One-shot多重ホウ素化を用いた含BNアセン(ノナセン，トリデカセン，ヘプタデカセン)の合成に関する論文がJ. Am. Chem. Soc.誌に採択されました．
適切な前駆体を用いたOne-shot多重ホウ素化反応を行うことで，8重ホウ素化が可能を可能にし，これまでで最大のMR-TADF骨格を創出しました．

得られた含BNアセンは狭いスペクトル幅と高い量子収率で緑色発光し，非常に小さなΔESTをもつことがわかりました．また誘導体の1つを使いOLEDの発光素子としての利用も示すことができました．

今回の結果は含BNナノカーボンの精密合成において非常に重要であるといえます．

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One-Shot Construction of BN-Embedded Heptadecacene Framework Exhibiting Ultra-narrowband Green Thermally Activated Delayed Fluorescence
Y. Sano, T. Shintani, M. Hayakawa, S. Oda, M. Kondo, T. Matsushita, T. Hatakeyama
J. Am. Chem. Soc. Accepted.
DOI: 10.1021/jacs.3c02873